伊藤詩織さんの緊急避妊薬市販化賛成発言の欺瞞について

1.まずタイトルとは別の話になるが、サボ氏なるもののブログ

https://greenbox2020.hatenablog.com/entry/2020/11/07/174751

に対し手短に言及する。

サボ氏は筆者ブログ

https://lionclover.hatenablog.com/entry/2020/09/09/212247

の記事において筆者が「リセット」という言葉を使用したことを知っていることから、筆者のブログをすべて読んでいるようだ。

 

筆者のブログを読んでいるならば、緊急避妊薬服用後の出血について消退出血と

その他の出血があることを筆者が認識していることは自明であろう。

また、再三サボ氏は「生理周期のリセット」と主張するが、生理が不安定になるという意味を分かりやすく表現したものであり一部分をとりあげて主張するのは不当である。

しかも緊急避妊薬服用後の出血パターンについて既に筆者ブログにて詳細に検討している。

 

サボ氏の主張はいいがかりレベルのものと言わざるを得ない。

 

なお、サボ氏は伊藤さんが産婦人科を4月17日および23日に受診していること、その受診時に「最終月経4月9日」と主張していることについてことさらにその事実を無視している。

 

サボ氏は悪性格あるいは産婦人科の知識が不足しているのではと感じる。

 

 

2.伊藤詩織さんの緊急避妊薬市販化賛成発言の欺瞞について

 

伊藤さんは性暴力救援マニュアルやラジオ等において「緊急避妊薬市販化賛成」との意見を述べている。

 

一方で、自らの緊急避妊薬服用の経験に基づく裁判、記者会見等の発言は虚偽の内容を含み、結果的に緊急避妊薬に対するネガティブな印象を与えてしまっている。

このような伊藤さんの態度は決して見過ごすことはできない。

 

 

3.緊急避妊薬市販化に関連した京大sph薬局情報グループ

www.kyoto-sph-pharmacy.com

では、薬局での緊急避妊薬販売に際して薬剤師が使用する質問票の一例が示された。

 

緊急避妊薬の事前質問票を使って伊藤さんのケースを検討することにより、伊藤さんの欺瞞が明らかになった。

 

事前質問票


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 1.  妊娠が心配な性交渉があった日時を教えてください  月 日 時ごろ

 2.  妊娠が心配な理由を教えてください。(筆者注:以下略、画像参照)

 

 

4月4日イーク表参道のカルテ「午前2時~3時性行為、コンドーム破れた」

と記載。

カルテ記載は上記質問と完全に一致している。

 

一方伊藤さんの主張では4月4日産婦人科を受診した時医者とのやり取りは

「いつ失敗されたの?」「明け方」とだけ答えたという。

 

伊藤さんが主張する医師とのやり取りは虚偽であることが窺われる。

 

現実には「何月何日何時頃性交渉がありましたか?」「緊急避妊薬処方の理由は何ですか?」の医師の質問に対して、伊藤さんが「4月4日午前2時から3時ごろの性交渉」「コンドームが破れてしまった」と答えたのであろう。

 

 

患者向け配布資料

 


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 月経の確認

効果は100%ではありません。3週間以内に月経がなければ妊娠検査をしてください。

数日後~3週間以内の月経(出血)を確認してください。

 ・月経かどうかはっきりせず、不安があれば受診してください。

 

伊藤さんは4月17日まつしま病院(産婦人科)にて「最終月経4月9日~」と自己申告している。

したがって、既にその時点で避妊成功したことを認識していた。

仮になんらかの不安があったとしても4月17日、23日にまつしま病院を受診しており避妊に関する不安は医師に確認することが可能であった。

(なお、まつしま病院の診断書に不正出血等の記載は一切なく、緊急避妊薬関係及び妊娠に関する不安、問題はないと考えれられる)

 

ところが、裁判や記者会見において伊藤さんは4月9日の避妊成功と確認した出血を「副作用による不正出血」と話し、あたかも当時妊娠の不安があったかのような嘘の主張を繰り返している。

 

緊急避妊薬が市販化された場合の薬剤師の問診、及び患者に配布される資料に照らせば、伊藤さんは4月9日の時点で避妊成功したと認識できたと確認できる。

実際はさらに4月17日、23日に産婦人科を受診しており避妊が成功したことを「確実」に認識していただろう。

サボ氏の主張も、上記質問票、配布資料と照らし合わせると、伊藤さんの緊急避妊薬服用後の症状、効果、避妊判定基準について不当に不安を煽る内容となっており許されない。

 

伊藤詩織さんは緊急避妊薬市販化賛成と言いながら、一方で、緊急避妊薬のその後の症状について典型的な避妊成功の症状であったにもかかわらず、問題症状があったかのような嘘を話しているのである。

 

そして伊藤さんの悪質性は、2015年5月初旬には既に妊娠の不安がなかったのにもかかわらず、警察官を欺罔し、さらに友人をも欺罔して必要のない妊娠検査を5月6日に行っていることに如実に表れているものと解する。