2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

控訴審判決批判 友人陳述書 終わりと始まり

1 友人(二人)陳述書の2つの信用性について 控訴審判決では伊藤さんの供述の信用性について、友人に性被害を申告したこと、その内容が著書や裁判で主張した内容と一致していることが度々登場してくる。 友人陳述書が控訴審判決で最も重要な証拠であるにも…

控訴審判決論理破綻2

1 控訴審判決を要約する 控訴審判決は全体で200ページ弱に及ぶとても長いものである。 とはいうものの最重要ポイントは比較的シンプルなものだ。 「伊藤さんと山口さんは親密な関係ではない。よって同意性交は考えられられない。 虚偽告訴の動機もなく、…

控訴審判決論理破綻1

1 午前2時の性行為の否定に午前5時頃のアルコール血中濃度推定量を用いる 山口さんの主張「午前2時頃、合意による性行為」が否定された根拠の1つに、午前5時時点においてもアルコール性健忘の可能性があったことが指摘されている。 そもそも午前2時頃…

恥ずかしい控訴審判決

1 控訴審判決では、伊藤さんを勝たせたいというバイアスがかかっていることを隠すことなく披露していることが判明した。 2 時間の食い違いに関する控訴審判決の判断 (1)伊藤さんの主張の日付、時間の食い違い ①膝の痛みを感じた日付、時間 著書(4月4…

軽すぎる控訴審判決 

1 素朴な疑問の2つの意味 控訴審判決の構造として、不同意性交があったかなかったか、伊藤さんの供述の信用性と山口さんの供述の信用性を比較し、どちらが真実を話しているか、検討している。 山口さんの供述の信用性の中で、午前2時頃に伊藤さんが積極的…