アフターピル市販化と学ぶことの大切さ

1.再度書きますが、筆者は医療関係者ではありません。

 

しかし、困っている人が現実にいること、そして適切な資料が見つけられなかったことで、執筆することにしました。繰り返しになりますが、医療関係者あるいは性被害の専門家による詳しい説明書きが登場してくるように希望します。

 

とは言っても、アフターピルが認可されてから20年以上が経過しているにもかかわらず、網羅的な記載が少なかったり、適切な説明がなされなかったりすることは医療関係者の怠慢なのではないかと感じています。

 

2.そして今アフターピルが注目されています。医師の診察なく薬局で購入できるよう求めているようです。

筆者はこの運動をされている遠見才希子さんやシオリーヌさんそして伊藤詩織さんらの主張に全面的に賛成です。

その理由は確かに薬局購入によるデメリット(安易な服用、悪用)があるかもしれませんが、薬局購入によるメリットである「不幸な妊娠、妊娠中絶を少なくできる」事のほうがはるかに重要だと考えるからです。

年間の妊娠中絶件数は15万件を超えます。このような不幸な事態を少しでも減らすことができればと考えています。

 

そして、今回筆者のブログを読んでくださった方であれば、より実際の問題点からのアプローチが可能だと思います。

「妊娠可能性が高ければ、高い性行為ほど早くアフターピルを服用しなければならない」

ということです。

もし妊娠可能性の高い性行為が休日中、3連休中初日にあった場合はどうするのでしょうか。

救急病院に行けというのでしょうか?あまりに酷ではありませんか?

 

3.アフターピルに限らず、性教育が必須であることは反対する人はいないでしょう。

しかし、具体的に何をどうするのかという議論になると極端に議論が減ってしまうのが現状です。

そこで、僭越ながら、アフターピル性教育の観点から筆者が考えたことを書きます。

性教育は主に「保健体育」で行われるものですが、筆者はそのような科目間の縦割り的なものは撤廃すべきと考えます。

そしてアフターピルについて、避妊率、妊娠阻止率の説明とともに高校数学の「確率統計」で学ぶということを提案します。

 

そして、数学ということのみならず、このような実践的学習はより深く学ぶことの意味を伝えることができます。

それは避妊率のみでなく、妊娠阻止率を学ぶ、つまりより詳しく学ぶことで、

「避妊なく妊娠可能性の高い性行為をした場合、できるだけ早くアフターピルを服用することがとても大事である」ことを知るだけでなく、

知識を得ることで「自分自身の体を守ることができる」「安全に生きぬくことができる」ことを具体的に理解できるようになるのです